03年ノーベル平和賞受賞者マータイさん来日 京都議定書発効記念で 京都・東京で講演 2005年3月5日
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アフリカで3千万本を超える植林活動を行い、持続可能な開発と民主主義・平和に貢献したとして昨年10月8日にノーベル平和賞を受賞した、ケニアの環境保護団体「グリーンベルト運動」の創始者・コーディネーターで同国の環境・天然資源・野生生物副大臣であるワンガリ・マータイ氏(カトリック信徒)が2月14日、毎日新聞社の招きで来日し、記者会見した。
マータイ氏は、同日に成田空港で行われた記者会見で、記者団に対し、京都議定書の発効にあたって来日した喜びを表すとともに、「自然に対する深い畏敬の念をもつ東洋の霊性にとても感銘を受けている」と語った(=下記に紹介)。
*植林でノーベル賞受賞
■ワンガリ・マータイ氏■
長老派のプロテスタントだったが、米国カンザス州にあるマウント聖スコラスティカ単科大学でカトリックの教育を受けてから、カトリックに改宗した。
「私は今でもカトリックですが、でもとてもエキュメニカルです」という。同じケニア出身で世界教会協議会(WCC)のサミュエル・コビア総幹事(メソジスト)とも友人だ。
ケニアの女性たちのグループで先頭を切って、教会などの敷地内でも木を植えたマータイさん。ノーベル平和賞受賞の知らせを聞いたとき、同国最高峰のケニア山のほうを向いていた。その山からどれだけ多くの世代の人々が感銘を受けたかを思い、その山に畏敬の念を抱き、そこに神がいると信じたという。
「私の信仰は、環境を守ることの大切さを理解する助けとなっています。それは、私たち人間だけでなく、私たちが生き残る上でとても大切な他の種をも守ることの大切さです」と、他の種の大切さを強調する。
「このことをキリスト者と話す時に私がよく相手に思い出してもらうのは、聖書の物語では、神はまず最初に他の種を創られ、そして最後に私たちを創られたということです」
創世記の創造物語を引き合いに出す彼女の解釈は、明快だ。「私たちが他の種よりも後に創られたことからすれば、私たちは謙虚でなければなりません。なぜなら、私たちが生き残るのに他の種が必要であっても、他の種が生き残るのに私たちは必要ないからです」
滞日中に「自然に対する深い畏敬の念を表すお寺や庭園を見るのを楽しみにしている」と語っていた。 ≫ 詳しくは紙面で
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