カンタベリー大主教 「イスラム法導入」発言で論争 2008年2月23日

 【CJC=東京】英国国教会の最高指導者カンタベリー大主教ローワン・ウィリアムズ氏が2月7日、英BBCラジオの番組「ザ・ワールド・アット・ワン」で、英司法制度に部分的にシャリア法(イスラム法)を導入することは「避けられないと思う」と述べた。「過剰な刑罰」や女性差別は認められないと強調しつつ、イスラム法に対して偏見を持つべきではないとしたことが政治問題化し、また宗教上の寛容に関し論争を引き起こしている。
  大主教は、自身の発言が一部から驚きを持って受け止められるであろうと認めた上で、英国内の移民が持つ抑圧感を和らげるためには、すべての移民社会が公的手続きに参加できるようにすることが重要との認識を示した。
  2001年の国勢調査によると、英国には人口の2・7%に相当する約160万人のイスラム系移民が地域社会を形成、離婚や結婚ではイスラム独特の手続きを取っている。現実にイスラム法廷も存在しており、結婚や金銭取引から暴力集団同士の争いの仲裁まで務めている。

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