NCC部落差別問題委 「人権週間2008」で中山英一さん 〝人間は差別する動物〟 2008年8月2日
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NCC部落差別問題委員会は6月28日、日基教団堀切教会(東京都葛飾区)で「人権週間2008」セミナーを行った。長年部落解放同盟長野県連書記長をつとめ、現在、NPO法人人権センターながの代表理事の中山英一さんが講演した。
「荊冠旗を胸に」と題した講演の中で、82歳の中山さんは、「自分が歩んだ道をふり返ってみると、解放に向かって着実に進んでいる」とし、「差別をする人が悪いから差別をしない人間になろう、ということに重点が置かれるが、もっと大事なことは当事者がどう変わったかだ」と強調した。
部落差別が許される社会は女性差別が許される社会であり、これらの根は同じで運命共同体であると明言。地域差別の中では、普段何気なく使われている「田舎」という言葉は差別語にあたるなどと話した。
「人間は差別する動物」とくり返し、その差別に負けない人間になることが大事だと説く中山さんは、長野県の被差別部落の生活ぶりを語った。
小学校時代、「えいいちは4」と同級生からいじめられたことを打ち明けた。隠語である4とは四足動物のことを指し、人間ではないことを意味する。「そんな状況では勉強は身に入らない。ただただ家に帰りたかった。嘘、偽りなく、無条件で命がけで守ってくれるのは母親だけだった」
中山さんは、「この世に存在する人間は1人残らず差別する人間であり、差別される人間である。その気付きが大切だ。それを知ってもらいたい」と述べた。また、部落差別に限らず、「差別の不当性」について考えてほしいとし、それは時に人間の命までも奪ってしまうものになることを指摘した。「夜、布団に入ったとき、自分は差別しなかったかどうか考えてほしい。日常的に考えることによって、少しは良くなれるのではないかと思う」と結んだ。 ≫ 詳しくは紙面で
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