【画像】 教皇 ピオ12世の列聖に慎重な姿勢 〝ユダヤ人との関係を考慮〟 2008年11月8日

【画像】 教皇 ピオ12世の列聖に慎重な姿勢 〝ユダヤ人との関係を考慮〟 2008年11月8日

 【CJC=東京】第二次大戦中、ナチスのホロコースト(ユダヤ人虐殺)に対し沈黙を守ったとしてユダヤ人団体から批判されている、当時の教皇ピオ12世の列福を承認するか否かについて、現教皇ベネディクト16世が二の足を踏んでいる、とAFP通信が報じた。
 教皇は、10月5日からローマで開催した世界司教会議(シノドス)で、ピオ12世を擁護するとともに、近々列福したいとの意向も示したことから、出席したユダヤ教の大ラビ、シェアー=ヤシュフ・コーエン氏は、聖書についてユダヤ教の理解を語った後、予定していなかったホロコーストに触れている。
 ラビは「多くの人が、偉大な宗教指導者を含め、わたしたちの仲間を救おうとして声をあげることをせず、沈黙を守り、極秘裏に手を差し伸べる道を選んだ、という悲しく苦しい事実を忘れることはできない。あなたがたが、欧州でつい昨日に起きたことに対するわたしたちの痛み、わたしたちの悲しみを理解することを望む」と、教皇始め、枢機卿、司教ら253人の参加者を前にして語った。
 ピオ12世の列聖を申請したピーター・ガンペル神父が18日に伊ANSA通信に語ったところによると、列福の前段階である列福調査は5月8日には終了しているが、教皇は「ユダヤ人との関係を考慮」して手続き書類に署名をしていないという。

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