金融破綻受け訪問者増加 ウォール街の「悪夢」に教会は? 2008年10月11日

 【CJC=東京】9月15日、リーマン・ブラザーズの破綻を契機に、米国始め世界を襲った金融破綻。本拠とも言えるウォール街では、企業消滅に伴い、投資家は先行きを見通せず、経営者が相次いで高級マンションから退去する一方、突如クビにされた従業員は、明日のことも分からず路頭に迷っている。
 ウォール街の名所ともされているトリニティ教会(聖公会)は、22日から「ストレス対策」のための集会を始めた。ロイター通信によると、同教会のマーク・ボズッティ=ジョーンズ牧師は「金融恐慌によって、わたしたちの信仰を富に変えることも、富を信仰に変えることもできないことを思い知らされた」と、19日正午礼拝の説教で語った。
 普段なら平日には観光客やビジネスマン数人の姿しか見えないところだが、破綻以後は訪問者が増えている、と同牧師。仕事を失った人々から助けを求められてもいる。「人々は、ただそこに座り、祈るか、泣くか。疲れていることは間違いない」

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