金融破綻で波紋広がる 英国国教会の財政は? 2008年10月18日

 【カンタベリー(英)=ENI・CJC】(トレバー・グランディ記)ロンドン証券取引所のアナリストは、英国国教会に投資状況を検討するよう助言している。カンタベリー大主教ローワン・ウィリアムズ氏ら教会指導者が市場の統制強化を要求した後だけに、それが自らの投資にどう影響するかを考えるのは当然だというもの。
 「教会が十分な利潤を期待するなら、低リスク、低成長を言うことはできない。資産構成を広げる必要がある」とアナリストのマーク・スピークス氏は9月27日、BBCのインタビューで語った。
 カンタベリー大主教とそれに次ぐ霊的指導者とされるヨークのジョン・センタム大主教が金融市場の問題点を指摘したばかり。センタム大主教は金融トレーダーを「資産はぎ取り屋と銀行強盗」との烙印を押し、ウィリアムズ大主教は、カール・マルクスの資本主義批判を「部分的には正しかった」とも語っている。
 英国の代表的なキリスト教シンクタンク「エクレシア」のジョナサン・バートレー氏は、英国国教会自身が原油や商品相場で高利益を得ていたとする声明を発表。教会が「2006年に為替変動による損失を回避する投資も行った」という。

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