【画像】<語る>ヴィットリオ・ヴォルピ 「ヴァリニャーノから見る日本と世界」   2008年10月18日

【画像】<語る>ヴィットリオ・ヴォルピ 「ヴァリニャーノから見る日本と世界」   2008年10月18日

 日本に滞在して約30年になる。これまで銀行家として働きながら、アジアを中心に様々な国と国民に接してきた。とりわけ日本文化に関心をもち、80年代からは日本の16世紀に焦点をあてて研究をしてきた。
  そんな中で、1989年に親友であるフォスコ・マライーニというイタリアの日本研究者が、1冊の驚くべき本をわたしに送ってくれた。それは、『日本の風習についての注意と警告』(日本布教のための礼法指針)というもので、次のような添え書きがついていた。
「国民性はかわらないものですね」と。
 この本を記したのは、アジアにおけるイエズス会全権使節であったアレッサンドロ・ヴァリニャーノだ。彼が最初の日本〈巡察〉(1579年―1582年)で得た経験や分析、示唆、指示がそこには収められていた。

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