【画像】 <語る>山田火砂子 『真珠湾からゴルゴタへ』淵田美津雄の生涯、映画化 2009年1月31日

【画像】 <語る>山田火砂子 『真珠湾からゴルゴタへ』淵田美津雄の生涯、映画化 2009年1月31日

  私は今回、元真珠湾爆撃総指揮官であり、戦後、キリスト者として伝道に生きた淵田美津雄の半生を題材にしたアニメ映画『真珠湾からゴルゴダへ』を制作した。
 淵田は、戦時中、海軍大佐であった。彼は、戦争の発端となった真珠湾攻撃に
おいて、空中攻撃隊の総指揮官を務め、「われ奇襲に成功せり」(トラ・トラ・
トラ)と打電した人物だ。
 敗戦後も憎き米国への一念で生きてきた淵田だが、米国から浦賀に送還されてきた日本軍捕虜から、日本軍を手厚く看護する米国人少女の話を聞いて心打たれる。
 日本軍捕虜の「お嬢さん、どうしてそんなに親切にしてくださるのですか?」の問いかけに、少女は、渋りながらも「いいえ、わたしの両親が日本軍隊によって殺されましたから......」と答える。 
淵田はさらに、渋谷の街角で米国人によって配布されていたリーフレットを手
にする。書かれていたのは、日本本土を初空襲し、のちに宣教師として来日したジェーコブ・ディシェイザー氏の入信手記であった。「人類相互の憎悪を真の兄弟愛に変えさせるキリストの教
えというものを調べてみたい」という旨を読み、淵田は、さらに心動かされ、信仰を志すようになった。
 わたしは、そうした淵田氏の証が綴られた「真珠湾からゴルゴダへ―わたしはこうしてキリスト者になった」(大阪クリスチャンセンター刊)を原作に脚本を書いた。

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