【画像】 上智大学 小林陽太郎氏に名誉博士号 次代担う"人間力を" 2009年7月11日

【画像】 上智大学 小林陽太郎氏に名誉博士号 次代担う

 上智大学(石澤良昭学長)は6月23日、小林陽太郎氏(富士ゼロックス株式会社元取締役会長)に、上智大学名誉博士の称号を授与した。「企業は人なり」と提唱する同氏は、日本アスペン研究所会長、学校法人国際大学理事長なども務める。
 財界人として日本を代表し、世界を牽引するトップリーダーとも評され、敬虔なカトリック教徒としても知られる同氏。経営者としての功績、世界経済フォーラム(ダボス会議)2002年次共同議長を務めるなど、グローバルリーダーとしての社会貢献活動、「人間力」重視の次世代のリーダー育成に尽力した教育貢献活動、さらに同大では、講義、講演など40年以上にわたって教育活動に貢献してきたことが、名誉博士号の授与につながった。
 授与式では、上智学院カトリック指導担当理事のジャン=クロード・オロリッシュ神父から祝福の言葉(知恵の書第6章12~20節)が語られると、石澤学長が式辞を述べた。
 「会社という組織は知恵やアイデア、研究開発という創造の根底にあるもの。その根本は眼力であり洞察力だ。そうした先見性をもったグローバル社会でのリーダー(小林氏)を尊敬している」と述べた。
 「人を動かす〝謙虚さ〟――教養教育とリーダーシップ」と題して記念講演した小林氏は、リベラルアーツの重要性を説いた。さらに「日本の高等教育が置かれてしまった状況は、即戦力ばかりを求めた日本の企業も影響を与えている」と述べ、これからの時代は「謙虚さや勇気を兼ね備えた〝人間力〟を持つことが重要になってくるだろう」と結んだ。

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