【画像】 宗教右派を批判したキャスター ウォルター・クロンカイト氏死去 2009年8月1日
【CJC=東京】米国を代表するジャーナリストで、CBSテレビのニュースキャスターとして活躍したウォルター・クロンカイト氏(92)が7月17日、ニューヨークの自宅で、脳疾患のため長期闘病の後、家族に見守られながら死去した。
1916年11月4日、ミズーリ州セントジョセフ生まれ。高校時代からジャーナリズムに関心を持ち、学校新聞に執筆した。62~81年CBSのニュース番組「CBSイブニング・ニュース」のアンカーマンとして活躍した。
ジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件やマーチン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の暗殺事件などを、冷静な視点から報道、68年には米政府のベトナム戦争政策を非難、リンドン・ベインズ・ジョンソン大統領に大きな影響を与えたと言われる。
バラク・オバマ米大統領は17日、「クロンカイト氏はその日の最も大事な問題に我々を導いてくれる信頼できる人物だった。この国は大切な友を失った」との声明を発表した。
米国の宗教右派、特にその有力指導者に対しては厳しい意見を持っていた。信仰と自由の擁護団体「インターフェイス・アライアンス」(IA)に寄せた書簡で、個人的な意見を言わない時は過ぎ去ったとして、「パット・ロバートソンやジェームズ・ドブソンのような人の、国の政治指導者に対する危険で増しつつある影響力にわたしは非常に不安なので、発言しなければならないと思う」「彼らは宗教が伝統的に果たしてきた癒しの役を、不寛容に政治的な綱領に、抜け目なく作り変えた」と述べている。
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