ハンセン病救済に尽力 ダミアン神父らを列聖 2009年10月24日

 【CJC=東京】キリストの愛の「輝かしい例」として、教皇ベネディクト16世は10月11日、ダミアン・デ・ヴェウスター神父、ジャンヌ・ジュガン修道女ら5人を聖人に列した。
 聖人に列せられたダミアン神父は1840年、ベルギーのトレメロ生まれ。24歳の時にハワイに派遣され、33歳からモロカイ島カラウパパにある聖フィロメナ教会の神父になった。カラウパパはハンセン病患者の隔離地。ダミアン神父は、献身的にハンセン病患者と接する内に自分も感染し、1889年死去。
 ダミアン神父は、ハンセン病患者の、そして近年ではHIV/エイズの「仲裁者」と評価されている。バチカン(ローマ教皇庁)の列聖準備段階では、ダミアン神父を「あらゆる種類のはじき出された人たち、すなわちエイズなど治りにくい病気の患者、見捨てられた子どもたち、将来の見えない若者、搾取される女性、放置される高齢者、抑圧される少数者」の声と評価している。
 教皇は、神父が最後まで「患者と共にいた患者」であることに「やすらぎを覚えていた」とし「わたしたちの兄弟姉妹の人間性を損ない、今日もわたしたちの奉仕という寛容と思いやり以上のものを必要とする『ハンセン病』を直視するよう招いている」と語った。
 また、日本から訪問した広島・長崎の原爆被災者を祝福、「世界が、罪のない人の生命をあのように大量破壊することを決して二度と見ることのないように祈る」と語った。

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