フランス サイエントロジー教会に罰金刑 組織的詐欺罪で8千万円 2009年11月21日

 【CJC=東京】仏裁判所は10月27日、1990年代に弱い立場にある信者から金銭をだまし取ったとして、新興宗教団体サイエントロジー教会の支部に、組織的詐欺罪で60万ユーロ(約8200万円)の罰金を言い渡した。AFP通信が報じた。仏では5月に改正された法律により、同宗教団体を即座に解散させることはできない。
 罰金を言い渡されたのは、パリにあるサイエントロジー・セレブリティーセンターと同センターの書店。同教会側は控訴する意向。
 今回の裁判は、女性2人の訴えによるもの。98年に人間の精神エネルギーを計測できるとする「エレクトロメーター」など、同教会の高価な製品を買わされて2万ユーロをだまし取られたとする人と、同年に、同教会の信者だった雇用主にテストを受けさせられ、プログラムに参加するよう強要されたが、拒否すると解雇された人。
 サイエントロジー教会をめぐっては、映画監督で脚本家のポール・ハギス氏が、同教会と決別していたことが明らかになったばかり。米メディアの報道によるとハギス氏は、教会の広報担当者に宛てた8月19日付けの手紙で、教会を辞めた妻の両親と縁を切るよう強制されたことなどを批判し、同教会との絶縁を宣言していた。

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