ドイツでも―― 司教会議会長が性的虐待隠ぺい 2010年4月3日

 【CJC=東京】ドイツでは、300人以上の被害が確認された。教皇が南部ミュンヘン教区の大司教だった80年にも教区内で少年が被害に遭ったほか、教皇の兄が指揮を務めたバイエルン・レーゲンスブルクの聖歌隊での疑惑も浮上した。性的虐待に関与した神父の教会施設受け入れを認めたとして教皇自身にも疑いの目が向けられている。
 ドイツの週刊誌『フォーカス』3月21日号によると、司教会議会長のロベルト・ツォリッチュ大司教はインタビューで、カトリック教会が数十年にわたって聖職者による性的虐待の事例を意図的に隠ぺいしていたことを認めた。ただ、自身が情報を抑えたとの疑惑は否定し、教会がここ数年間、性的虐待の報告例を明るみに出し調査する方向に転じていた、と強調。
 ツォリッチュ大司教は、虐待疑惑のすべての事例で、告訴するとの提案に反対してきた。多くの被害者が法的措置を求めていないと述べたからだ、と言う。また、誤って訴えられた人の人生を台無しにしかねない根拠のない疑惑を避けることも重要だ、と強調していた。

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