【画像】 「最後の晩餐」も見方次第? 芸術から見える食生活 2010年4月10日

【画像】 「最後の晩餐」も見方次第? 芸術から見える食生活 2010年4月10日

 もし「最後の晩餐」の舞台が日本だったら――食卓に並ぶのはお寿司、背景には神社の鳥居と桜並木。三重県松阪市の市文化財センターで開かれた「ワールドアルテプロジェクト」で、射和小学校(同市)の児童が描いた斬新な作品だ。
 中日新聞の報道によると、この展示会はイタリア在住の画家アントワーヌ・チェザローニさんの発案で、日本、ドイツ、オランダの小学校に出品が呼びかけられたもの。4カ国の小学生が、名画を題材に描いた絵画を紹介している。
 一方、米国では「最後の晩餐」が現代に行われたとしたら――との疑問を解明するため、「最後の晩餐」を描いた著名な絵画を分析した結果、食卓に描かれた食物が1000年間で大幅にグレードアップしていることが分かった。
 米コーネル大学のブライアン・ウォンシンク教授と、米バージニア・ウエスレアン大学教授のクレイグ・ウォンシンク牧師の兄弟が取り組んだ調査で、英医学誌『国際肥満雑誌』(電子版)に掲載されたもの。
 西暦1000年から2000年の間に描かれた52点を選び、食卓に描かれた食物をコンピューター・スキャン技術を用いて調べた結果、1000年間の増量割合は、前菜が69%、皿の大きさは66%、パンが23%だった。
 兄弟は、「最後の晩餐」がこれほど豊かになった理由は1000年の間に農業生産が著しく向上したためとみている。
 同じ「晩餐」を描いた名画でも、見方次第でずいぶんと変わって見えるもの。

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