【画像】 〝沖縄をまただますな〟 普天間基地 県外移設求め国会前で座り込み 2010年4月17日

【画像】 〝沖縄をまただますな〟 普天間基地 県外移設求め国会前で座り込み 2010年4月17日

 米軍普天間飛行場の移設先をめぐり緊迫した情勢が続くなか、「県内移設」の動きに抗議する沖縄県民とそれに賛同する県内外の支援者らが4月6日、国会議員会館前で緊急の座り込みを始めた。この抗議行動は組織的動員に頼らず、あくまで個人による参加と「非暴力」を条件としており、延べ3千人の参加を目標に、9日までの4日間行われた。
 沖縄県読谷村で反戦、反基地の活動に取り組む村議会議員の知花昌一氏、彫刻家の金城実氏らが呼び掛け人となり、ルポライターの鎌田慧氏、人材育成コンサルタントの辛淑玉氏ら約40人が賛同。これに呼応した平和をつくり出す宗教者ネットの呼びかけで、キリスト教、仏教関係者も加わった。
 初日の6日には首相官邸前に約150人が集まり、各紙で報じられている「辺野古陸上案」や「勝連沖案」に抗議し、昨年の衆院選で「最低でも県外」と公言した鳩山由紀夫首相に、公約の実現を求めた。
 金城氏は「政府はまたも沖縄をだまして、『琉球処分』するつもりか。海がきれいだとか料理がおいしいとかおだてておいて、その裏で勝手なことをやっている。沖縄の人間をなめるな」と批判。知花氏も「基地の整理縮小のまたとないチャンス。基地をなくすというのは県民の総意だ。絶対に県内移設は許さないという怒りのうねりを首相に届けたい」と訴えた。
 知花氏らによると、25日には読谷村で10万人規模の県民大会が予定されているが、その前に移設先の政府原案が出るのを阻止しようと、急きょ今回の行動が決められたという。
 集会には糸数慶子(無所属)、山内徳信(社民)の両参議院議員も激励に訪れた。糸数氏は、沖縄が本土復帰してから2008年まで、基地が存在するために発生した事件・事故が5千500件以上に上ることを紹介し、「新たな基地ができれば、今以上に事件・事故が発生する」と訴えた。
 集会の後、沖縄の代表ら数人は、県内移設反対を求める鳩山首相宛の嘆願書を手渡すために内閣府を訪問。門の外で受け取ろうとする担当者に抗議する一幕もあったが、報道陣も含め数十人で会議室に入り、正式に提出した。
 座り込みは場所を移し、議員会館前で連日午後5時まで行われ、参加者は「県内移設を許すな」「沖縄の基地をたらい回しするな」などと声を合わせた。

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