イースター 東西教会が同日に祝う パレスチナ人も聖地へ 2010年4月17日

 【CJC=東京】聖地エルサレムで復活祭(イースター)を祝おうと世界各国から訪れた巡礼者数千人は、十字架から降ろされたイエスを葬った場所と伝えられる「園の墓」に4月4日早朝集まり、復活を賛美した。
 その後、「聖墳墓教会」ではミサが行われた。カトリック教会、東方正教会、アルメニア使徒教会、コプト正教会、シリア正教会などの共同管理となっている同教会だが、今年は東西教会のカレンダー上の算定方法が一致したため、記念式典も同日になった。
 教会の中の洞窟は数千本もの蝋燭が灯され、詰め掛けた巡礼で一杯、そこに聖香がただよって独特の雰囲気をかもし出した。
 共同管理する各派の間の主導権争いが聖職者同士の暴力沙汰になり、イスラエル警察の介入を招いたこともあった。
 ラテン典礼カトリック教会のフアド・トゥワル総司教は、祝日が同時になったことで「今年は、喜びも二重になった。他の人たちの祈りや賛美の歌も耳障りのようだが、信仰の一致を表す交響曲とも言える」と語った。
 イエスがゴルゴダの丘に向かって進んだ最後の道をたどろうとする巡礼のために、イスラエル警察は旧市街での警備を強化している。祝日の24時間に通った人は1万5千人と当局は推定している。
 イスラエルでは、ユダヤ教の「過越し」の祭りと重なっており、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区からの通行を遮断していたが、パレスチナ人キリスト者1万人以上のエルサレム訪問を認めた。
 ハマスが実効支配しているガザ地区のキリスト者500人にもイスラエルと西岸地区への通行を許可された。

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