関西の教会に消火器 またも 「謝罪文」届いた後も止まぬ被害 2010年5月1日

 兵庫、大阪、京都、滋賀の4府県で、プロテスタント教会を狙った消火器による襲撃事件が相次ぐなか、4月18日、新たに神戸市中央区の神戸ルーテル聖書学院(多久和律学院長)と大阪府池田市の日本メノナイトブレザレン教団石橋キリスト教会が被害を受けた。2008年秋以降、同様の被害が50件以上続発しており、警察は器物損壊などの容疑で関連を調べている。
 今年3月、被害を受けた複数の施設に対し、犯人を名乗る人物から手紙が郵送されたことが朝日新聞の報道で明らかになったばかり。手紙には「親族や友人に不幸があり、教会を攻撃すれば止めると思った」などと印字されていた。
 神戸ルーテル聖書学院では、1階の玄関ガラス戸が1㍍四方に割れ、中のガラス戸2枚も突き抜けて奥まで投げ込まれていた。散乱した消火剤は2階、3階の廊下にまで及んでいた。被害額は5万円。
 複数の証言をまとめると、事件が発生したのは深夜2時ごろ。当日は学院長の多久和氏ら職員も寝泊りしていたが、午前0時過ぎまで異状はなかったという。
 一連の事件について、県内の牧師らが集まるキリスト教連合会などの場でも話題になっていたが、動機がまったく分からず皆困惑していた。
 多久和氏は「『謝罪文』の報道を聞いて安心していたのに......。関係者は悲しい思いをし、迷惑しているのでやめてほしい」と話し、近隣教会にも注意を呼びかけている。
 約500のプロテスタント教会が加盟する近畿福音放送伝道協力会(山口登久実行委員長)によると、一部の教会に「神様からのお告げで犯行を実行した」などと書かれた手紙も数通届いているという。

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