青山学院 元教職員らに危機感 〝建学の精神を守れ〟 2010年5月8日
|
学校法人青山学院(松澤建理事長)関係者による「学院の建学の精神を守る会」(会長・奥澤行雄=交友会代議員、元高等部同窓会長、高等部宗教部OBぶどうの会代表)が4月22日に発足し、ホームページ(http://www.agmamorukai.jp/)を公開した。
同会は、学院のキリスト教信仰や建学の精神を守ろうと3月29日付で出された「青山学院宣教師・学院宗教主任声明」を受けて発足。発起人には、菊地元一元大学副学長、武藤元昭前大学学長、関田寛雄名誉教授のほか、キリスト者を中心に幼稚園から大学までの元職員ら21人が名を連ね、賛同者にも40人の名前が掲載されている。
「寄付行為(学校規則)が変えられようとしている今!」と題する設立趣意書では、青山学院がキリスト教主義学校として「非常に深刻で憂慮すべき状況」であるとして、賛同を呼び掛けている。
これによると、寄附行為第4条の「青山学院の教育は、永久にキリスト教の信仰に基づいて行なわなければならない」という条項に基づき、「この精神を堅持するために、院長を置くこと、院長及び理事の過半数はキリスト教信者であること、さらに評議員の過半数も原則としてキリスト教信者であること」が定められているが、現在「院長が二年近くも不在のままであり、キリスト教信者は寄附行為に定められた過半数を欠き、理事会の中ではその規定条項を変更せざるを得ないという論議が出される」ようになっているという。
「法人役員は、青山学院の創設者たちが置いた礎石の上に定められた学校法人の憲法ともいえる『寄附行為』を口先だけでなく、現実に遵守する中で、青山学院の教育、経営を行なう必要がある」として、これについて「幼稚園から専門職大学院にいたる全ての学校において、建学の精神に立ち返って発展してゆくこと」を望み、課題解決を目標とした同会を設立。具体的には、郵送受付による賛同者登録、募金、インターネットによる署名などを募る。
同学院では2008年、院長の深町正信氏が退任して以来、元学長の半田正夫氏が院長代行を務める一方、校内人事をめぐる問題で週刊誌に報道されるなど、混乱が続いている。
問合せは、同会事務局(〒150-0031 渋谷区桜丘町3の16、Eメール info@agmamorukai.jp)まで。
青山学院宣教師・学院宗教主任声明(抜粋)
わたしたちは、青山学院の歴史と伝統と教育理念をないがしろにし、キリスト教信仰や建学の精神を有名無実化させる状況を大変憂慮し、以下の二つのことが速やかに実現されることを願います。
1. 学校法人青山学院寄付行為第7条第6項が定める「理事の過半数は、キリスト教信者でなければならない」との規則を満たす理事会が構成されること。
2. 青山学院寄付行為細則第4条「院長は、プロテスタント教会の信者及び学識経験者であって、寄附行為第4条第1項に規定する建学の精神を堅持する者でなければならない」との規則にのっとり、これに相応しい人物を学内外者より選出すること。
≫ 詳しくは紙面で
|