袴田死刑囚救援議連が法相に申し入れ 〝1日も早い執行停止を〟 2010年5月22日

 静岡県清水市(現静岡市)で1966年、みそ製造会社の専務一家4人が殺害された「袴田事件」。死刑判決が確定しているカトリックの袴田巌さん(74)について、「袴田巌死刑囚救援議員連盟」のメンバー5人は5月7日、死刑の執行を停止するように千葉景子法相に口頭で申し入れを行った。
 申し入れ後、取材に応じた同連盟会長の牧野聖修衆院議員(民主)は、袴田さんには拘禁反応による精神障害があり、健康状態が悪化していることから、千葉法相に大臣の権限で死刑の執行停止ができる法律(刑事訴訟法479条)があることを伝え、この条項を適用した上で、医療機関での診察を実現させるよう要請した。
 「一刻も早くその制度を生かして人道的見地からも解決できるようにしてもらいたい」との訴えに対し千葉法相は、「この問題には前から関心をもっていた。(刑事訴訟法の)制度があるのは知っている。前向きに真剣に考えさせてもらいたい」と答えたという。
 袴田さんの実姉・秀子さんや、支援団体から託された要望書などを千葉法相に手渡した。4月22日に発足した同議連は、現在、衆参で60人の国会議員が名を連ねている。

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