カンタベリー大主教 米聖公会を厳しく批判 2010年6月12日

 【CJC=東京】英国国教会(聖公会)の霊的最高指導者カンタベリー大主教ローワン・ウイリアムズ氏が5月28日、聖公会共同体に向けて厳しい姿勢の声明を発表、公然同性愛者の主教容認をめぐって米聖公会を公然、批判した。
 米聖公会は2004年のジーン・ロビンソン氏のニューハンプシャー教区主教就任に続き、今年5月、ロサンゼルス教区がメアリー・グラスプール氏を補佐主教に選任するなど、公然同性愛者の主教叙階に反対する動きを無視し続けてきた。
 カンタベリー大主教は、「わたしたち聖公会の交わりが手痛い分裂を経験し続けており、最近の出来事が、完全な和解への道を遠くさせている」と指摘。「米聖公会の正式機関が、他の教会から求められている道には行けないと感じていることは、グラスプールの叙階が明確な徴だ」と言う。
 カンタベリー大主教には、ローマ教皇のような命令する権限はないものの、今回の声明が、米聖公会など、「合意」を破る場合は対話から降りるべきだ、と示唆したものと見られる。
 今回叙階されたグラスプール氏が他の女性と同性関係を19年も続けていたことは、3条件順守に違反している。米聖公会の反応は今のところ明らかでない。


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