「世界共同体」WCRC 平等重視、性差縮小へ 初代会長に南アのピレイ氏 2010年7月10日
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【CJC=東京】世界改革教会連盟(WARC)と改革派エキュメニカル協議会(REC)が合併して新たに結成された、プロテスタント8千万人を擁する改革派教会の連合組織「世界共同体」(WCRC)は、意思決定機関「常議員会」の構成員の半数は女性に割り当てることにした。
6月18~26日に開かれた創立総会の冒頭、1時間半にわたる討議の後に、教憲草案の修正を決めたもの。今後、加盟教会は、常議員会に出席する議員を4人以上選出する場合、半数は女性とすることになる。
総会審議の席上、米長老教会(PCUSA)のロビナ・ウインバッシュ牧師(同派エキュメニカル担当)は、「わたしたちは、聖餐を共にする交わりの中で、男女が完全なパートナーシップになるように決意した。事実上、女性が代表の50%を割らないように、ということだ」と発言した。
一方、草案作成に当たっていた、ピーター・ボーグドーフREC会長は、原案が、男女間のバランスなどの問題については「加盟教会の自由を制限しないように」して決めたものだ、と語った。
キューバ長老改革派教会のドーラ・アルス・バレンティン牧師は、「これまでわたしたちは、女性の役割と地位に関し多くの進歩を見てきた。わたしたちは引き下がるわけにはいかない」と、総会前の女性会議で語った。
総会代議員に配布された同会議の声明は、新常置委員会が「共同体と加盟教会の意思決定機関と決定の過程で女性を平等に参加させるよう、要求している。
初代会長には南アのジェリー・ピレイ氏が選出された。同氏は閉会礼拝で「この世における神の存在はわたしたちに、もうこれまで通りのビジネスは受け入れられないことを示している」と語った。
WCRCは「神の言葉」への応答として、ソマリア、スーダン、ミャンマー、北朝鮮、キューバなどの諸国の人権に触れた声明を多数発表し、代議員など70人が入国ビザが出なかったことに抗議する声明を圧倒的多数で採択した。
重要声明の一つは、WCRCが世界各地の先住民と「預言者的な連帯」を図り、神の憐れみに頼り、癒しを必要としている世界すべての人と手を取り合うよう求めている。
本部については、これまでならスイスのジュネーブに置くところを、あまりの物価高から見直すべきだ、との声が出ている。
米改革派教会(RCA)のウエスレー・グランバーグ=マイケルソン総幹事も6月24日の会議で、「経済的な特権」を享受している都市に本部を置きながら、全世界の正義について改革派が語ることの不自然さを指摘した。本部を南半球に移転すれば、それは今では急成長している「南」の教会との連帯を示すことにもなる、と言う。
ピレイ会長も24日の選出後、記者団に無駄な支出は削減する必要がある、と語った。 ≫ 詳しくは紙面で
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