【画像】 SIGNIS JAPAN HP担当者、広報委員らセミナー 〝歴史・文化の違い超えて〟 2010年8月21日
SIGNIS JAPAN(カトリックメディア協議会=千葉茂樹会長)主催のインターネットセミナー交流会が7月24日、東京・大田区のカトリック田園調布教会信徒ホールで開催された。今回で13回目を数える同セミナーに、教会や修道会のホームページ担当者、小教区の広報委員ら40人が集った。
第一部の基調講演では、マザー・テレサの映像取材を日本人で初めて許可された千葉会長が「映像教育」について話した。
オーストラリアやカナダなど移民の多い国では、文化、歴史、宗教といった背景の異なる子どもたちの相互理解とコミュニケーション、共通の精神的基盤の育成のために、公教育の授業の中に映画製作が積極的に取り入れられているという。肌の色、性別の異なる生徒たちが脚本や撮影、証明、演技などの役割を分担、協力し合って映画を作り上げていくことで、総合的、複合的な「人間教育」「全人教育」を目指しているオーストラリアの試みを自身の作品で紹介。
「世界は極めて早い時期に多文化の時代に突入する。その時にこそ、民族・宗教・文化・歴史の違いを超えて生きたあのマザー・テレサの教えが大きな手本となるだろう」との展望を語った。
また、聖パウロ女子修道会と協力して撮影・制作した『マザー・テレサの祈り 生命それは愛』(1981年)を上映し、「〝マザーはどういうまなざしをしていたか〟を知ることによって、再度わたしたちの宣教姿勢、メディアを通した福音の伝え方を捉え直す機会にしてほしい」と訴えた。
第二部では、教会ホームページに映像を取り込むことの効果とその意味、留意点などが、フロアー参加形式で行われた。分かち合いの参考として準備された短い映像を鑑賞後、自由に意見交換が行われた。
「大事なのは(映像を取り込むことではなく)何を言いたいのかであって、ホームページ製作者の意図を明確にしてこそ、映像は効果を発揮する」、「発信者の伝えたい意図を前面に出して受け手をそこに誘導するのか、それとも受け取る相手の感性に任せるのか、深く考えさせられた」、「海外の番組には映像のみで音声はないのに、受け手を強く惹きつけるホームページがある。またはその逆に鐘の音だけで人を魅了する番組もある」などといった意見が出た。
地方で司牧にあたっている司祭からは、「一口に映像を活用するといっても、都心部と地方とでは人手の問題をはじめとして、いろいろな面で大きな開きがある。さらに(映像を取り込んだ場合)著作権や肖像権を侵犯していないかどうか、そのチェックだけでも大変な時間と労力が必要となる。一般の信徒にはメンテナンスの問題もあり、〝作れば作るほど大変になっていく〟という現実面も決して忘れてはならないと思う」という不安の声も上がった。
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