<語る> 自らの功績や苦しみを語らず 目の前の人に手を差し伸べる 雨宮剛 2010年9月11日

 1941年、陸軍に徴用され、宗教宣撫班としてフィリピンに送られた藤田正武牧師は、当時のフィリピンYMCA総主事ドミンゴ・C・バスカラ氏を助ける。時は経ち、77年11月、第1回日本YMCA大会で2人は再会する――同年11月26日付のキリスト新聞でも取り上げられたこのエピソードは、その後日本の教会から忘れ去られていた。このほど藤田牧師と同じ青山学院大学のOBである高橋玲二さん、中條石さん、雨宮剛さんの3人が藤田牧師の追悼集を編集した。今回、その中の雨宮さんに、同書の編集を始めた動機とその意図を聞いた。

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