「一線を越えたこともあった」 宣教と政治めぐり グラハム氏認める 2011年2月12日

 「大統領の牧師」とも呼ばれた著名な大衆伝道者ビリー・グラハム氏(92)が福音派系誌『クリスチャニティ・トゥデー』(1月21日号)とのインタビューで、宣教と政治との間の一線を踏み越えたことがあったのを遺憾だ、と認めた。

 同誌のオンライン質問に回答したもので、「政治問題は避けようとしていた」と言う。ただリチャード・M・ニクソン氏との友情や、ウォーターゲート事件の際に擁護したことに特に言及はしなかった。グラハム牧師はジョージ・W・ブッシュ大統領とも親しかったと言われている。

 「高い地位にある人たちに宣教する機会を神が与えてくれたことに感謝している。権力の座にある人も、他の人と同様に霊的、個人的な欲求があり、しかも話し相手がいないことも多い」とグラハム氏。「顧みて、わたしは一線を超えたこともあった。今ならそうはしないだろう」と言う。

 ニクソン氏をはじめ権力者と親しくすることに、批判の声も上がっていた。神学者ラインホルド・ニーバーは、1969年に「王の会堂と王の法廷」という評論の中で、グラハム氏の「体制宗教」は、「独りよがりで自己満足というカルトの高僧」が行う職業になってしまう危険がある、と警告を発している。

 他にも、家族と過ごす時を多くすべきだった、また説教する時間を減らしもっと勉強すべきだった、と述べている。

 米国だけでなく、世界的にも伝道活動が成功したのでは、との問いにグラハム氏は、この半世紀に世界規模で福音復興が起こったことは感謝だが、真にそれは神がなされたことだ、と言う。

 そして「成功は常に危険なものだ。注意深くなければならず、自身の成功の被害者になることは避けなければならない」と語った。(CJC)

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