カンタベリー大主教、混乱のジンバブエなど訪問 2011年10月1日

 英国国教会カンタベリー大主教ローワン・ウイリアムズ氏が、ジンバブエ、マラウィ、ザンビアなどを10月に「司牧訪問」する。各国の英国国教会への支持を明確に示すためのもの、と大主教の広報担当者は8月30日明らかにした。中でもジンバブエでは、大主教はロバート・ムガベ大統領との会談を望んでいるが、明確な返答は得られていない。

 ジンバブエの英国国教会は、2007年に当時のノルバート・クノンガ主教が、ハラレ教区を世界聖公会共同体からの離脱を図って以来、混乱の中にある。

 08年、クノンガ氏は破門されたが、ムガベ大統領と連携して、教会財産などの獲得に動いた。

 裁判所決定で、国教会の資産はクノンガ氏に管理権を与えられたが、同氏の取り巻きたちが礼拝者を迫害し、司祭を居宅から追い出している。それに抵抗した司祭は激しく殴打されたという。

 国教会が任命したチャド・ガンディヤ主教は、ハラレ・デイリー・ニュース紙に「カノンガ氏が警察の協力の下に教会堂への立ち入りを禁止された教会員がいる。彼らは、広場で大木の下で礼拝したり、他の教会関係施設で礼拝を守っている」と語った。

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