バチカン主要人事 2013年10月12日

 バチカン(ローマ教皇庁)が教会中枢の主要人事を9月21日発表した。

 教皇フランシスコは、教理省長官ゲルハルト・ルートヴィヒ・ミュラー大司教、福音宣教省長官フェルナンド・フィローニ枢機卿を確定した。

 教皇は、聖職者省長官のマウロ・ピアチェンツァ枢機卿を内赦院長とした。現任のマヌエル・モンテイロ・デ・カストロ枢機卿は75歳に達したので引退する。聖職者省長官の後任にはベンジャミン・ステラ大司教(教会アカデミー院長)が任命された。同院長には国務省高官のギャンピエロ・グローデル司教が就任する。

 司教省次官のロレンツォ・バルディッセーリ大司教を、教皇は司教会議(シノドス)事務総長に任命した。教皇は司教会議に重要な役割を持たせたいとの期待を語っており、同大司教の選任は教皇自身の意向が働いたことは明らか。現任のニコラ・エテロビク大司教は駐独大使に転出する。CWN通信は降格と見ている。

 教理省「エクレシア・デイ委員会」副委員長のオーガスティン・ディノイア大司教が解任された。同大司教は前教皇ベネディクト16世によって昨年任命されたばかり。伝統固執派の「聖ピオ10世会」との対話に力をいれるための任命と見られており、今回の解任は教皇フランシスコが、同会との対話を重視しない意向を示したものとも見られる。

 また教皇は、信徒評議会議長スタニスワフ・リュウコ枢機卿と次官ヨーゼフ・クレメンス司教の留任を決めた。2人とも2003年以来の在任。

 09年以来,現職にある正義と平和評議会議長のピーター・コドヴォ・アピア・タークソン枢機卿と次官マリオ・トーゾ司教も留任も決まった。(CJC)

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