教派を超えて軽妙トーク 七人七様の牧師・神父像を披露 2015年10月31日

 教派を超えて牧師と神父が語り合う初のイベント、超教派神学バラエティ「アーメントーク」(同実行委員会主催、キリスト新聞社後援)が9月21日、大阪市北区の大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)で行われ、仏教徒などキリスト者以外も含め約100人が参加した。

 登壇したのは、カトリックの川邨裕明氏、日本福音ルーテル教会の関野和寛氏、日本聖公会の與賀田光嗣氏、日基教団の大橋茉莉耶氏、日本バプテスト連盟の李海勲氏、福音交友会の栗原純人氏、日本キリスト教会の大石周平氏の7人。

 「教派によって何がそんなに違うの?」「教会以外での趣味」「ボクシたちの失敗」「牧師・神父あるある」「牧師になって良かったこと」などをテーマに、普段出会うことのない他教派の牧師、神父たちが軽妙なトークを展開。関野氏のリードによるテゼ風の礼拝や、與賀田氏による黙想指導などを合間に挟み、教会では見られない独特の盛り上がりを見せた。

 栗原氏が「友だちがほしくて地域の料理教室に行ったが、同世代がいなかった」と打ち明けると、関野氏は「お坊さんとの方が気兼ねなく話せる」と応答。與賀田氏は大好きなお酒にまつわるエピソードを、李氏は聴衆との間で「ボケ」と「ツッコミ」を作る関西ならではの説教スタイルを、大橋氏は牧師会でインフルエンザに感染したという失敗談をそれぞれ披露した。川邨氏は、司祭としての働きがいを「一般の人が踏み入ることのない領域にまで関われること」と表現。大石氏は、「教派や世代を超えた『アーメントーク』をぜひ日常的に」と訴えた。

 参加者からは「黙想やテゼは、わたしたちの教会にはないものなので新鮮で貴重な体験だった」「短い時間で各教派の実際について聞くことができ、見識が広がったと思う」「次回は、今回参加できなかった教派の牧師にも出演していただきたい」などの感想が寄せられた。

 当日の模様はインターネットでも配信され、ユーチューブで録画映像を見ることもできる(https://youtu.be/XeEYLI1U-lg)。

 

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