〝伝道者育成の業に応えたい〟 創立70年の日本聖書神学校が「再建募金」 2016年6月11日

 日本聖書神学校(東京都新宿区、小林誠治校長)は5月9日に創立70周年を迎え、22日に記念集会を開催した。約90人が出席した。

 同校は日基教団の六つの教職者養成機関の一つであり、唯一の夜間神学校。70年間で722人(2016年現在)の伝道者を養成してきたが、現在深刻な経営危機に陥っている。同校の説明によると、「原因は2006年の創立60周年記念事業として行った図書館棟および礼拝堂の建築において、当時の理事会の機能不全により不十分な予算的見通しのもとに計画を遂行してしまったこと」にある。

 昨年6月に建築当時の理事長、校長、現場責任者は辞任し、新体制となったが、今年度中に1億5千万円の一括返済を求められている。返済ができなければ、同校の土地や礼拝堂を手放さなければならない事態に置かれており、同校理事会では、今年4月から10月末まで1億5千万円を目標に「再建募金」を呼び掛けている。現在の募金総額は約2700万円。

 記念集会の開会礼拝で「再建の道への祈り」と題して説教した小林校長=写真=は、「神学校の歩みをまず神に祈りつつ、み言葉の真実に立って運営がなされてきたのだろうか。厳しい状況の中に置かれていることは承知の上で、人間的に『バベルの塔』を築こうとしたのではないか、ということを深く思い、心から悔い改める」と述べた。

 そして、「日本」「聖書」「神学」という言葉が入った日基教団認可の神学校は他にないとして、これが同校の創立の理念だと強調。「祈りによって建てられた神学校が、悔い改めつつ祈りによって創立の精神、目的、使命を継承することによって、神によって委託された伝道者育成の業に応えていきたい」と訴えた。

 集会では他に、第六期卒業生の野村喬氏(日基教団隠退教師)による講演などが行われた。

 「再建募金」の振込先は、郵便振替00150‐5‐756054「学校法人聖経学園 日本聖書神学校」。銀行振込は、三菱東京UFJ銀行目白支店、普通預金、0215850、「学校法人聖経学園 日本聖書神学校」。

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