決断する信仰に立つ告白する教会 日基教団埼玉地区8・15集会に朝岡勝氏 2016年9月10日

 日基教団埼玉地区社会委員会(後藤龍男委員長)主催の「平和を求める8・15集会」が8月15日、埼玉和光教会(埼玉県和光市)で開催された。18回目を迎える今年は「決断する信仰、告白する教会」を主題に、朝岡勝氏(日本同盟基督教団徳丸町キリスト教会牧師=写真)が講演。約80人が参加した。

 朝岡氏は、自民党の「日本国憲法改正草案」の問題点として、「立憲主義と国民主権の否定」「基本的人権尊重を否定し、個人よりも国家を優先する姿勢」「天皇制国家の価値観の強要」「信教の自由・政教分離原則のなし崩しと、国家の宗教への介入・宗教の政治利用」「平和主義の放棄と戦争ができる国への転換」「緊急事態条項による全権委任法の出現」という6点を挙げた。

 その上で教会の状況に目を向け、「残念ながら日本の教会の中にも『左翼』『右翼』のレッテル貼りが続いているように思う」と指摘。「おしなべて言うと、教会は時代の中でいよいよ内向きになり、保守化している印象を持つ。教会はますます沈黙の方向に進んでいるのではないか」と述べた。

 また、同氏が共同代表を務める「特定秘密保護法に反対する牧師の会」の活動について批判を受けることもあるとし、「教会の中に悪しき中立主義が広まっているのではないか」と問い掛けた。「中立であるということは、結局どこにも責任を引き受けないということ。評論家然として高みの見物のように見ているのがキリスト者の立場ではない。わたしたちのあり方が問われている」と主張。「人々がいのちの言葉を聞きたいと思っているのに、教会が門を閉ざして自分たちの間にしか通用しないような話ばかりしていても、世に対する福音の宣教にならない。わたしたちは政治活動をしているわけではない。イエス様の福音を伝えていこうとする時に、この問題は避けられない」と訴えた。

 最後に、「『イエス・キリストは主である』という告白を鮮明にしていく教会のあり方が求められている」とし、「教会は主への告白に生きる共同体。その意味で、決断する信仰に立ち、告白する教会として、この困難な時代にあっても精一杯生きる群れとなりたい」と結んだ。

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