〝教会の異性愛主義と向き合う〟 「性と人権」めぐり全国連絡会議 20161210日

 「第2回 性と人権 キリスト教全国連絡会議2016」が9月18~19日、シーパル須磨(兵庫県神戸市)で開催され、部分参加も含め約60人が参加した。主催は同実行委員会(大嶋果織、比企敦子=NCC教育部、堀江有里=信仰とセクシュアリティを考えるキリスト者の会、山口里子=日本フェミニスト神学・宣教センター、山下明子=キリスト教女性センター)。
 同会議の発端は2011年。性をめぐる暴力やヘイトスピーチ、女性や性的マイノリティへの差別が社会や教会でも減ることのない現実と、それらを問題化することがますます難しくなってきている時代状況をふまえ、キリスト教の中にいる「当事者」に何ができるのかについて、ネットワークを育みながら共に考えていくことを目的に、超教派による集まりが企画された。第1回は12年10月に京都で開催され、このほど第2回の開催が実現した。
 今回のテーマは第1回「性と人権、今わたしたちの課題は」の流れをふまえ、「教会の異性愛主義と向き合う」。キリスト教の抱えてきた異性愛主義という規範が、女性への差別や、その他の性をめぐる(性的マイノリティに対する)差別を再生産し、維持している現状を認識すること、またそれを改善する方向性があるのであれば、どのような可能性を模索することができるのか、といった問いに向き合った。
 初日は実行委員の一人である堀江有里氏が主題をめぐり、「教会の異性愛主義と向き合う?――〝怒り〟の共同性に向けて」と題して主題講演。
 2日目には、池田季美枝(日基教団冨貴島教会=現・市川東教会=牧師)、金一恵(在日大韓基督教会京都南部教会員)、渡邊さゆり(日本バプテスト同盟日本バプテスト神学校教務主任)の各氏による発題を受けてグループディスカッションを行い、それぞれの置かれた教会・教派・日常など、現場や出来事の中から、女性差別の現状と異性愛主義とのつながりを討議した。
 第2回を経て新たなメンバーによる実行委員会が立ち上がり、次回は2018年9月16~17日に首都圏で開催しようと準備を進めている。超教派での性差別への取り組みとして、ネットワークの拡充も目指しているという。問い合わせは実行委員会(Eメール=seitojinken2018@freeml.com)まで。

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