【画像】 〝多様性の一致に努めた60年〟 徳善義和氏にエキュメニカル功労賞 2017年5月20日

【画像】 〝多様性の一致に努めた60年〟 徳善義和氏にエキュメニカル功労賞 2017年5月20日

 日本エキュメニカル協会(JEA、松山與志雄理事長)が毎年顕彰する「エキュメニカル功労賞」の第23回顕彰者に徳善義和氏(ルーテル学院大学、日本ルーテル神学校名誉教授)が選ばれた。JEAが制定する「エキュメニズムの日」の4月29日、東京・四谷の岐部ホールで顕彰式が行われ、約30人が参加した。
 健康上の理由で欠席した同氏に代わり江藤直純氏(ルーテル学院大学学長)が賞状と賞金10万円を受け取った。
 また、徳善氏に代わって鈴木浩氏(ルーテル学院大学名誉教授)が講演。昨年10月31日の宗教改革記念日にスウェーデンのルンドで開催された、カトリック教会とルーテル世界連盟(LWF)の合同礼拝の様子を紹介した。
 続いて江藤氏が徳善氏の60余年にわたるキリスト教界での歩みを振り返った。
 中でも徳善氏が日本でのルーテル教会とローマ・カトリック教会、ルーテル教会と聖公会との2教会間公式対話に中心的に関わり、洗礼の相互承認に関する協約を結ぶに至ったことや、「一致に関するルーテル=ローマ・カトリック委員会」第4期(1995~2006)委員として「義認の教理に関する共同宣言」(99年)を受け神学対話に従事、「教会の使徒性」(06年)という文書を生み出した働きを強調した。
 江藤氏は、「エキュメニカル運動は信仰と神学の伝統の上に立ち、開かれた心で異なる伝統の人々と交流を持ち、宣教と奉仕を積み重ね、神の救済史と福音の全貌に近づかんとし、多様性における一致を目指すという息の長い共同の歩みである」とし、徳善氏の歩みはまさにそれだと語った。
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 徳善義和(とくぜん・よしかず=写真右)=1932年東京生まれ。東京大学、日本ルーテル神学校卒。立教大学大学院中退。日本エキュメニカル協会理事長、日本キリスト教協議会(NCC)議長、日本神学教育連合会(JATE)会長、東北アジア神学教育連合会(NEAATS)会長などを歴任。『ルター著作集』をはじめ、膨大なルターの著作を日本語に訳した。著書に『神の乞食』『マルティン・ルター』など。

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