おふぃす・ふじかけ賞に石居基夫氏 『キリスト教における死と葬儀』 2017年8月1日

 キリスト教カウンセリングの普及に資する出版事業を応援しようと、臨床心理士の藤掛明氏(聖学院大学教授)が創設した「おふぃす・ふじかけ賞」の授賞式が、7月6日、東京・銀座の教文館ギャラリーステラで開かれた。同賞は藤掛氏が1年間に刊行されたキリスト教カウンセリングの関連書籍から、他の人にも勧めたい本を「独断と偏見」で選び表彰するというもの。

 2017年度の受賞作(2016年1月から同年12月まで)として、蔡香著『よい聴き手になるために』(いのちのことば社)、石居基夫著『キリスト教における死と葬儀』(キリスト新聞社)が選ばれた。「発掘賞」は、晴佐久昌英著『恵みのとき』(サンマーク出版、2009年)に、「特別賞」は雑誌『信徒の友』(日本キリスト教団出版局)で長期連載している「がんカフェ」を企画した市川真紀氏に贈られた。

 石居氏は受賞に際し「6年間の牧会生活でいくつもの葬儀に立ち会ったことが本書の原点になっている。葬儀の場では牧師だから何かするというより、教会の交わりが一人ひとりを包んでいる事実に出合った。同じ信仰者の立場で遺族の隣に座り共に泣く時に、キリストが共にいてくださり慰めが起こっていくことに気づかされた。そうした中でこういう時はどのようなことを考えなければならない、こんな発見があったなどを書き溜めたものをまとめた。本書が少しでも神学生や牧師の役に立てばと思う」と述べた。

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