【伝道宣隊キョウカイジャー+α】 グルテンフリーの聖餐式 キョウカイイエロー 2018年6月21日

 某ネット通販サイトのコマーシャルにアレルギーでパンが食べられない子どもが出てくる。コマーシャルの中では最終的にグルテンフリーの米粉で作られたパンを友だちと共に笑顔でほおばるシーンで終わっているが、わたしはあのコマーシャルを他人事のように思えない。理由の一つは、洗礼を受けていないために聖餐式でパンを与ることができないわたしの家族と、コマーシャルの中のパンを食べることができない子どもが重なるから。もう一つは、グルテンアレルギーのクリスチャンは聖餐式でパあずかン(ホスティア)に与れているのか、気になっているためである。

 現在、ドラマ「モンテ・クリスト伯」で主演を務める俳優のディーン・フジオカはクリスチャンである。彼はSNS上に、聖句の書かれた写真や十字架の写真をアップすることがあり、プロフィール欄にも聖句を載せている。撮影の合間にも教会に通っているようで、出席した礼拝の様子を撮ったりもする。

 そんな彼は、小麦粉を使用した食べ物が食べられないグルテンアレルギーであると公言している。ディーン・フジオカをテレビで見るたびに、聖餐式でパンに与ることができているのだろうか、と勝手に心配するようになった。同時に自分の教会ではどう対応すべきなのか、とも考えるようになった。

 ある教会では、聖餐式においてグルテンフリーのパンも用意されており、選ぶことができた、という話を聞いたことがある。しかし、バチカン(ローマ教皇庁)がカトリック教会での聖体拝領でグルテンフリーのパンは認めない、と報じられたのを目にした記憶もある。

 わたしにはアレルギーがないので、これまで食べられない苦しみをまったく知らずに生きてきた。しかし、妊娠中はアルコールを摂取できなくなったため、聖餐式で戸惑うことが出てきた。自分の教会では聖餐式の際、ぶどう酒だけでなくぶどうジュースも用意しているのだが、他教会の聖餐式では不安になる。現在も授乳中であるため、アルコールはまったく摂取していない。

 まだまだ卒乳まで時間があるので、この不安は続くのだろう。このドキドキは制限されている人にしかわからないと思う。余談だが、わたしはぶどう酒同様、教会でコーヒーや紅茶などのカフェインが含まれる飲み物を出された時も悩んでしまう。妊娠中も授乳中も1杯のコーヒーに含まれるカフェイン程度なら影響はないことも知っているのだが、それでも子どものことを思うと積極的に摂取したくない気持ちがあるのだ。

 しかし、共にいただくこと、分かち合うことの大切さも知っているし、出していただいた物を拒否するのもためらわれてしまう。わたしは常に自分用の飲み物を持参しているが、教会ではノンカフェインのお茶を用意してくれているので、本当にありがたい。

 制限が出てきたからなのか、以前より共に食べること、恵みを共に分かち合うことの大切さを痛感する機会が増えた。さまざまな事情から食事に不自由している人々と、神様からの恵みを共に分かち合う行動だと感じる。わたしも悩むだけでなく、自分の経験を通して気づいたこと、知ったことを周りの困っている人に還元していきたい。

 キョウカイイエロー、今日も困難を抱える人のために祈り、行動をしていきます!

キョウカイイエロー
 
黄野美晴(きの・みはる) ノリがよく、歌やダンスが大好きなジャニヲタ系ミーハー牧師。実は男性アイドル好き の腐女子。聖書科教師も兼任。泣き虫 で浪費家。武器:ソーテール・シール ド(ウチワ型の盾)/必殺技:キュリ オス・ロゴス・フォース(ペンライト から光を発する)/弱点:イケメン。 熱しやすく冷めやすい。

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