フィリピン教会爆破事件 インドネシア人の自爆テロ? 2019年2月11日

 フィリピン南部スールー州の州都ホロ市にあるカトリック「アワーレディ・オブ・マウント・カルメル教会」で1月27日、爆発があり、19人以上の犠牲者が出た。

 フィリピン国家警察のオスカル・アルバヤルデ長官は、日曜日のミサの最中に2回発生した爆弾攻撃で、兵士も含む19人が死亡、48人が負傷したことを明らかにした。ミンダナオ地方では過去数十年間、イスラム教徒とキリスト教徒の間で武力紛争が起きている。ホロ島はスールー諸島の一角にあり、カトリック教会の代牧区が置かれている。

 今回の爆弾テロについてエドゥアルド・アニョ内務・地方自治相は2月1日、犯行はインドネシア人男女による自爆テロとの見方を明らかにした、と東京、バンコクなどで活動する「パンエイシア・ニュース」が報じた。事件発生直後に中東のテロ組織「イスラム国」の関連サイトを通じて出された犯行声明は、自爆テロを示唆する内容となっているが、フィリピンで同組織との結びつきが強いのが「アブサヤフ」であることから、犯人を現場の教会まで案内したり、爆弾を準備したりするなどで「アブサヤフ」が犯行を支援したのは間違いない、と治安当局は見ている。

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