ベルリンの壁崩壊から30年 国展に鈴木元彦氏「和解の礼拝堂」出品 2019年11月20日

 東西冷戦終結と東西ドイツ統一に大きな影響を与えた、民主化によるベルリンの壁崩壊から30年目の今年、美術家の鈴木元彦氏(大岡山建築設計研究所所員)は、11月1~8日に東京都美術館(東京・上野)で開催された第93回国展受賞作家展に、ドイツの「和解の礼拝堂」の撮影写真を出品した。作品題は「光の入口」で、鈴木氏は「作品の教会は東西ドイツ分断の境にあった教会で、東ドイツ時代に監視の邪魔になるとして破壊され、その後東西の和解を経て礼拝堂が復旧された。身を置くと和解と許しの気持ちに包まれる」と話す。鈴木氏は2014年に国展「国画賞」を受賞し、今回の国展で国画会会員になった。

 また建築家として教会建築に携わって感じているのは、「新会堂を造るのは古くなったから耐震のためなどもあるが、もう一度教会堂にとって必要なものや配置など、神学的なことを洗い出す作業をすることにより教会として生まれ変わることになる。一人ひとりの信仰心が強く深くなる導きがある。やり遂げた時の恵みは大きい」と語る。

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