【CT】 キリスト教難民支援団体 アフガニスタンからの撤退「失敗」を非難 2021年8月21日

 キリスト教の人道支援組織「ワールド・リリーフ」は、五つのキリスト教難民支援団体と共に、アメリカの入国ビザ発行手続きに関する問題の「壊滅的」な影響について嘆いた。

 今年5月、ルーテル移民難民局(LIRS)はバイデン政府に難民受け入れを要請した。かつてアメリカのために働いていたアフガニスタン市民(家族含む)を、軍撤退の前に退避させることを要求するもの。ところがこの緊急事態に際して、特別移民ビザ(SIV)発行手続きが間に合っていない。LIRSのCEO兼社長のヴィニャラジャ氏は言う。

 「私たちは何カ月も屋上から叫び続けてきた」。米政府はこのコメントに回答していない。アメリカは1カ月前から、カブールでの戦闘をこれ以上継続しないと発表したが、その前にSIVプロセスの最終段階として撤退を開始した。 

 6月にはLIRS、世界救済、教会世界奉仕(CWS)、監督教会(エピスコパル移民省を通じて難民を再定住させる)、HIAS(ヘブライ移民援助協会として設立)を含むほとんどの組織は、アフガニスタンの翻訳者、兵士、文化アドバイザー、大使館員、およびアメリカ軍と協力した他の人々を避難させる計画を実施するようバイデン大統領に促した。メディアや非営利団体、および同盟国とそれを可能にするために必要な限り多くのSIVを承認する。しかし、タリバンがカブールを侵攻したことで、アフガニスタンに残る多くの人々は、米国を援助していたことが判明した場合、標的になることを恐れている。

 バイデン大統領は8月16日、このようなビザの対象となる約2000人のアフガニスタン人とその家族は、これまでに米国の作戦同盟国救助を通じて避難していると話した。大統領は国民への演説の中で、米国がアフガニスタンの民間人の避難を早く始めなかったという懸念を認識していると述べた。

 HIAS社長のマーク・ヘットフィールド氏は、バイデンの説明に「彼は被害者を非難している」と不満を表した。「ほとんどのSIVは、長年にわたるSIVの官僚的障害を乗り切ることができなかった。このプロセスは、人々を救出することではなく米国から締め出すために設計されたように見える。米政府は、『出エジプト』を引き起こすことなく難民の再定住を促進するためのシステムを整備する多くの時間を持っていた。彼らは努力しなかったし、許し難い」

 別のインタビューで、ヘットフィールド氏はカブールの状況に「気分が悪くなった」と述べ、「これは20年前に計画されるべきだった」と加えた。「同盟軍との関係により弱い人々を救出する計画を立てなかったのは、三つの歴代政権だった」

 米カトリック司教移民難民サービス事務所のビル・カニー氏は、今年すでに米国でSIVと約1000人のアフガニスタン人の再定住を支援していると話した。

 多くの信仰に基づく機関と提携して全国の難民を再定住させるベサニー・クリスチャン・サービスは書面で、より多くのアフガニスタン難民とSIV受領者を歓迎する「準備ができていて、可能」であると述べた。

 バイデン大統領は、米国の使命は今、アフガニスタンから国民とその同盟国をできるだけ迅速かつ安全に撤退し、同国の軍事撤退と最長の戦争を終えることだと述べた。しかし、カニー氏は「大使館が閉鎖されていることを考えると、誰が出てくることができるのか」としている。

https://www.christianitytoday.com/news/2021/august/afghan-refugees-taliban-biden-evacuation-world-relief-siv.html?fbclid=IwAR0FNEkfEOXfje2oVVwRLizLlvdPkwd5C3Yaqk92cxUS0NlxWWiHLe_w2Zw

Photo by Andre Klimke on Unsplash

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