米南部指導者会議 横領と虐待の容疑 2010年2月20日
【CJC=東京】公民権運動の指導者マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師によって設立された米南部キリスト教指導者会議のアトランタにある本部が1月25日、理事2人を辞任を要求して南部各地から集まったデモ隊に襲われた。
ローリー・トランメル理事長とスピーバー・ゴードン会計の2人が56万9千ドル(約5千万円)を横領したという。トランメル理事長には女性従業員に性的虐待を行ったという容疑もある。
12月に憤慨した理事会は2人を解任した。しかし1月17日、アトランタ地裁判事は、解任決定が電話で行われ、理事44人全員の参加なしでの決定は、同会議の規則に違反している、と判示した。 2人が復職したことが、全国のメンバーの不満を招き、解任へ再度の議決を呼び掛ける声が高まったもの。