駐日教皇大使ボッタリーニ大司教 ハンガリーヘ 後任は未定 2011年6月18日
ローマ教皇ベネディクト16世は6月6日正午(日本時間・同日19時)、現・駐日教皇庁大使のアルベルト・ボッターリ・デ・カステッロ大司教(オデルツォ名義大司教、68歳)を駐ハンガリー教皇大使に任命すると発表した。後任の駐日教皇大使の発表はなかった。
大司教は1942年7月5日、イタリアのモンテベッルーナ生まれ。1966年9月11日、司祭に叙階。1973年からエクアドル、シリア、コンゴ、アメリカ合衆国などで聖座(バチカン)の外交活動を始め、その後、カメルーンの小神学校で12年間働き、校長などを務めた。
2000年から2005年、ギニア、リベリア、シエラレオネ、ガンビアの教皇大使を勤め、2005年4月1日付で駐日教皇大使に任命された。高松教区内の新求道共同体の活動、神学校設立、司祭任命などをめぐる司教団の苦難の決定の中での在任となった。
3月の東日本大震災、また高松、大分の両教区に新司祭任命などで多忙だったと見られる。