広島教区に前田新司教 カトリック 2011年6月25日
ローマ教皇ベネディクト16世は、ローマ時間6月13日、カトリック広島教区・三末篤實司教(75)の定年による退任に伴い、新しい広島教区の司教に長崎教区司祭のトマス・アクィナス前田万葉氏を任命すると発表した。司教叙階式の日程や詳細は追って発表される。
前田被選司教は、1949年生まれの62歳。出身は、長崎県南松浦郡新上五島町仲知。75年3月19日に司祭叙階され、長崎教区のいくつかの教会を司牧担当。88年から91年までは、司牧の傍ら長崎大司教区報「よきおとずれ」の編集長を務めた。
2001年、平戸ザビエル記念教会主任の時には5年間平戸地区長、並びに教区顧問を務めた。06年4月に宗教法人「カトリック中央協議会」事務局長に就任し、現在に至る。
カトリック広島教区は広島、山口、島根、岡山、鳥取の中国地方5県を管轄し、信者数は聖職者と修道者を含めて2万334人。
前田被選司教は、広島教区の教区長としては歴代6人目、司教としては5人目となる。