教皇“教会の未来に希望” 「世界青年の日」に200万人の青年と 2011年9月10日
【CJC=東京】教皇ベネディクト16世は8月18~21日、第26回「世界青年の日」大会のため、スペインの首都マドリッドを訪問した。マドリッド大会は、16日の開会ミサに続き、17、18日はグループ別に司教らによるカテケーシスが行われ、大勢の若者たちがその教えに真剣に耳を傾けた。
閉会ミサの後、教皇は次回2013年の「世界青年の日」大会の開催地は、ブラジルのリオデジャネイロと発表、沸きあがる拍手と歓声の中、スペインの若者たちからブラジルの代表者らに、「世界青年の日」の十字架が手渡された。
帰国後の24日、水曜恒例の一般接見の際、講話で同大会の体験を振り返った教皇は、全世界からの約200万人の若者たちが喜びと兄弟愛をもって過ごし、主と出会い、信仰の成長を分かち合ったこの大会を感動的なものと述べ、教会の未来に希望を与えるこの貴重な恵みを神に感謝した。
マドリッドでの若者たちとの出会いは、スペインと全世界にとって素晴らしい信仰の表現となったと述べ、この機会を通して共に考え、対話し、信仰生活の刷新を願って祈った若者たちが、それぞれの生活に戻り人々の間でパン種となっていくことを希望した。