明治学院150周年に向けて 「ぶどうの木奨学基金」設立 2011年12月3日
2013年度に創立150周年を迎える明治学院(久世了学院長)は、「明治学院ぶどうの木奨学基金」を設立した。創立150周年記念募金の一部を、同学院に学ぶ、キリスト教教師(もしくはそれに相当する資格を有する者)が扶養する子の学業奨励、および建学の精神にふさわしい人物の育成に資することを目的としている。
キリスト教教師(もしくはそれに相当する資格を有する者)が扶養する子が同大学に在学し、所定の審査により適当と認められたときに奨学金を受けることができる。キリスト教教師とは、日基教団、日本キリスト教会、および日本キリスト教協議会(NCC)加盟の教派団体に属する教師、その他運営委員会が特に認めた教師を指す。
給付額は、年間30万円(自宅通学者でない場合には50万円)とし、4年間を上限として、卒業するまで支給される。返還義務はない。審査は運営委員会が行い、対象者の経済的状況に加えて、学業への取り組み、キリスト教活動への参加状況を加味する。
第1回の募集について、新入生は、2012年4月の定められた日時までに、所定の手続きにより運営委員会に申し込むことができる。在学生も対象となる。
久世氏は、「大学の中で、キリスト教に関わる活動に積極的にリーダーシップを発揮してくれるような学生を願っている」と期待を込めている。