原発再稼働に抗議 日基教団西東京教区社会部委員会 2012年7月7日
日基教団西東京教区社会部委員会(稲垣裕一委員長)は6月16日、同教団阿佐ヶ谷教会(東京都杉並区)で脱原発集会を開き、「原発再稼働への抗議」を採択した。約140人の参加者が、脱原発・公平で安全なエネルギー政策への転換を求めた=写真。
野田佳彦首相に宛てた抗議文は、「わたしたちは、原子力に信頼した半世紀の日々を思い起こし、加担してきた事実を、悔いています。二度と原発に依存しないと決意しています」と述べ、首相による大飯原発再稼働の発表に怒りを表明。「これ以上、すべての人間の命の重みの軽視、生活のモルモット化、原発による犠牲を許しません」として、次の4点を要求している。
1、大飯原発3・4号機の再稼働に反対し、全国54機の原発の廃炉を求めます。
2、脱原発・公平で安全なエネルギー政策へ転換し加速してください。
3、東京電力の電気料値上げ、社員の賃上げ、原子力ムラの存続に反対します。
4、世界唯一の被爆国として、すべての原子力の核への転用を禁止し、核兵器の廃絶を求めます。
集会では、映画「第4の革命」(2010年、ドイツ他)の上映会も行われた。同映画は、再生可能エネルギーの可能性についての知識を伝えるドキュメンタリー。2010年にドイツで13万人を動員した。