「福祉を行う教会」のネットワークを 東京基督教大学「ケアチャーチプロジェクト」 2012年10月6日
東京基督教大学(千葉県印西市・倉沢正則学長)は、超高齢社会にある日本の教会が、地域のニーズに対応した福祉の働きを担うことを応援し、共に考えていく「ケアチャーチプロジェクト」(地域をケアできる教会を目指して)を7月に発足した。
「ケアチャーチ」は「福祉を行う教会」を意味する造語。超高齢化社会に突入した日本において、地域教会においても多くの課題を抱える中、互いの取組みを紹介し、励まし合い、知恵を出し合うネットワークを作る必要があるとの思いから同プロジェクトが誕生した。
準備委員には、同大学の教職員学生(稲垣久和教授、中澤秀一准教授、中南守職員、金尾雄二福祉専攻4年)の他に、吉持日輪生氏(日本同盟基督教団高麗聖書教会牧師)、漆間一英氏(同青葉キリスト教会牧師)、竹本妙恵氏(シャロームきこえ施設長)など、すでに教会で福祉の働きを始めている牧師や福祉施設関係者も加わっており、今後さらに多くの教会関係者との連携を考えている。
プロジェクトの骨子は、①福祉を行う教会のネットワーク作り、②教会で福祉を行うためのノウハウの蓄積とシェア、③教会で福祉を行う神学的・宣教学的な意義付け、④教会で福祉を担う人材の養成、の4点。
同大学は、11月17日に1回目のセミナー「これからの福祉と教会を考える」をお茶の水クリスチャンセンター811号室(東京都千代田区)で開催する。また、ネットワーク作りの一環として、Facebookグループ「これからの福祉と教会を考える会」を開設している。
問合せは、同大学ケアチャーチプロジェクト推進委員会(℡0476・46・1131)まで。