聖書ゆかりのブドウでジェラート 大分農業文化公園果樹園 2012年11月17日

大分県杵築市の大分農業文化公園果樹園は、旧約聖書ゆかりのブドウ「ネヘレスコール」を使ったジェラート=写真=を10月6日発売した。1個250円で300個の限定販売。
「ネヘレスコール」はシリア原産のブドウで、一房70㌢にも伸びる最大級の大きさが特徴。聖書には「エシュコルの谷に着くと、彼らは一房のぶどうの付いた枝を切り取り、棒に下げ、二人で担いだ。」(民数記13・23)と大きな房の様子が描かれている。
糖度は20度あり、フルーツとしてそのまま食べることもできる。7日には100人以上が収穫を体験した。
同園では昨年、福岡県久留米市の酒造会社の協力の下、初めて「ネヘレスコール」のワインを100本限定販売し、注目を集めた。2001年の開園当初から栽培していたが、ほとんどは収穫体験をした来園者に譲っていたという。今年は由布市湯布院町のフードスタッフの協力を得て、アルコールを飲まない大人や子どもも楽しめるジェラートに加工した。
同園の担当者は「添加物をほとんど使わず『ネヘレスコール』の果汁をそのまま生かしたジェラートは、干しぶどうのような味が楽しめます」と語った。問合せは同園(℡0977・28・7111)まで。