米フラー神学大学院 カトリックとの関係に前向き 2013年4月13日

 米カリフォルニア州パサデナの福音派系「フラー神学校」校長にこの7月就任するマーク・ラバートン教授(説教学)が3月15日、リチャード・マウ現校長の進めてきたカトリック教会との関係強化を引き継ぐつもりだ、とCNA通信に語った。「目標はグローバルであり、フラー神学校は健全でグローバルなエキュメニズムの触発者でありたい」と言う。

 ラテンアメリカ(中南米)ではペンテコステ派とカトリック教会とは緊張関係にあるが、双方の間に良好な関係を築こう、というマウ氏が力を入れた業を受け継ぎたい、とラバートン教授は語った。

 「マウ校長の力点は、福音派とカトリックの対話であったが、それを継続出来ることを確信する」として教授は、「カトリック教会への深い敬意」を表明、カトリック教会の「緊張があり、挑戦を伴う表明」と「包括的な一致」に感動している、と述べた。

 「教皇選出に際して、グローバルな応答と関心が払われたこと自体、明らかにそのことの明白な表れであり、そのような方法でグローバルな教会に衝撃を与えられることがプロテスタンティズムの中にないのも事実だ」として、教授は、教皇フランシスコが教皇職の前面に社会正義への関心を打ち出し、それを常にキリストに結び付けていることに、特に力付けられたと語った。

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