世界の神学教育をオンライン検索 2013年4月20日
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世界各地で神学教育がどのように行われているか。網羅的に、しかも最近の事情を調べる際に役立てよう、と「グローバル・ディレクトリー・オブ・セオロジカル・エデュケーション・インスチチューションズ」が立ち上げられたのが2011年10月のこと。世界教会協議会(WCC)が1997年、発行した『インターナショナル・ディレクトリー・オブ・セオロジカル・カレッジズ』(アレック・ギルモア編)の完全改定を図る過程でオンライン化が実現した。
立ち上げ以来2年半近くの状況を、WCCが4月4日明らかにした。
「全世界の神学教育施設に関するエキュメニカル神学教育プログラム部門」のディートリッヒ・ウエルナー担当は「相互の連携、交流、エキュメニカルな対話、研究協力を容易にするのが目的」と語っている。
倫理に関する対話促進を目指す「グロベシックス」財団(本部ジュネーブ)とWCCとの協働事業として立ち上げられた。
「神学教育に関心を持つ人には素晴らしい手段だ。将来を探っている学生、入学関係者だけでなく、神学教育の研究者にとっても役に立つ」と、米シカゴにある「クロスカルチュラル研究所」のデービッド・エスターライン所長。
収録範囲は広大で、神学セミナーから聖書学校、大学の神学部、宗教学部、宣教研究所などにわたっている。収録された所は、内容更新が可能。また未収録の所も収録申請出来る。
利用の際は、教派、大学か否かといった制度、授業言語、授与学位、都市、国などによる検索も可能。