クライストチャーチ大聖堂 再建案3点でネット投票 最終決定は教会が 2013年4月20日

ニュージーランド聖公会は、2011年の大震災で崩壊したクライストチャーチ大聖堂の再建案3点を公開、市民の意見を聞くことにした。

 最終的な決定は教会が行うが、意見は参考にする、とビクトリア・マシューズ主教は語っている。

   

 第1案=写真左=は完全な復元だが、費用が日本円に換算して200億円近くに上る。ただ遺産保護派は当然のことながら、これ以外の選択はない、と強気だ。

 第2案=同中央=は、建築様式は守るものの、資材などは現代のものを使うという。これまでより軽快な感じを周辺に与える、と建築家のビル・グレゴリー氏。かつての大聖堂の栄光が失われることはない、としている。費用は同180億円。

 第3案=同右=は、費用が同70億円と最安値だが、外観はスカルプチュラル・スパイアと斬新なもの。工事期間も最短だ。ボブ・パーカー市長は、個人的にはこれだ、と語った。デザインにはこれまでの大聖堂とのつながりが感じられるという。

 マシューズ主教は慎重だ。「わたしにも意見はあるが、今の自分の役目は聞くこと」と言う。

 市民は5月まで、ネット上で投票出来る。しかし最終決定は教会に委ねられている。(CJC)

 

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