無神論者も救いの対象 教皇フランシスコ 2013年6月8日
教皇フランシスコが5月22日朝のミサで、無神論者の罪の救済に言及した。
世界中から大きな反響があり、バチカン(ローマ教皇庁)報道事務所は翌23日、「罪の救済」の解釈について補足する談話を発表した。
教皇は22日午前、居宅で行ったミサで、善いことをするなら、無神論者でも善い人とされる、として、あらゆる宗教の人、そして宗教のない人が共に働くことを促した。「主はキリストの血によって、我々すべての罪を救った。カトリック信者のみならず、すべての人を、無神論者も」と語った。
教皇は、無神論者もイエスによって救われるか、と司祭に尋ねたあるカトリック信徒の話をした際に、「あの人たちも、誰でも救われる。私たちは皆、善いことをする義務がある」と語った、とバチカン放送は伝えている。教皇は用意したメモを読み上げたのではない、という。(CJC)