バチカンとルーテル世界連盟 2017年に「宗教改革500年」記念 2013年7月6日
バチカン(ローマ教皇庁)とルーテル世界連盟(LWF)は、双方の違いよりも、共通の信仰を強調して「宗教改革500年」を 2017年に記念する計画。バチカン・キリスト教一致推進評議会議長のクルト・コッホ枢機卿とLWFのマルチン・フンヘ総幹事がジュネーブで6月17日、共同文書『争いから交わりへ』を発表した(2面に関連記事)。
コッホ枢機卿は、教会の一致への働きは「宗教改革自体の働きの実質的な完成」としたが、ルーテル派に対して、宗教改革がカトリックにとって苦痛に満ちた出来事であったことを理解するよう求めた。
共同文書では、両教会が、エキュメニズムとグローバリゼーションの時代に、記念には新しいやり方が必要であり、相互に罪を認め、この50年間に進められてきたルーテル派とカトリックの対話の進展を浮かび上がらせる必要を指摘している。