〝大規模災害〟に水とパン備蓄 ハンガーゼロ自販機プロジェクト 2013年7月20日
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日本国際飢餓対策機構(岩橋竜介理事長)は、大手飲料メーカーのキリンビバレッジ、パンの缶詰を製造・販売するパン・アキモトと協働で、「災害対応型のハンガーゼロ自販機プロジェクト」を立ち上げた。
同プロジェクトは、飲料用自動販売機の設置者に対して、ミネラル水ボトル(ボルヴィック330㍉㍑入)96本と、パンの缶詰(100㌘入)96個を収納した備蓄ボックスを無償で提供するもの。大規模災害が発生した場合に自販機設置者が緊急食料として活用できる。
ミネラル水とパンの缶詰は3年間保存できるが、2年経過した時点でキリンビバレッジが新しいものに入れかえる。引き取ったパンの缶詰は、同機構を通じて世界各地の飢餓に苦しむ人々に送られ、ミネラル水は、FUKUSHIMAいのちの水プロジェクトなどを通じて福島の人々に送られる。
また、この自販機では、清涼飲料水の売上1本につき10円がアフリカの飢餓のために寄付される。
自販機の設置にあたっては、一切の費用が無償で行われ、備蓄用の水とパンの缶詰もすべて無償で提供される(月2千円程度の電気代のみ設置者の負担)。
設置先としては、企業や学校のほか、マンションや町内会などが想定されている。
設置に関する問合せは、同機構(℡072・920・2225)まで。